早稲田で出張講義?

 今週は早稲田大学で出張講義の予定です。ご関心のある方は,下記に情報がありますので,どうぞご覧下さい。
http://www.f.waseda.jp/harada/courses/2007/manual07-j.html#lectures

 しかし,早稲田大学は今はしかで休講中。中止になるやもしれません。内容は以下の通りです。

現在,レポートに含まれる自由記述やBBS上での議論を対象にしたデータマイニングの研究が多く発表されるようになったが,教室内での発言についてはまだ研究報告が少ない。しかし,学習の効果を教室内での学習過程という側面から捉えようとした場合には,教室内でのグループ討論や全体討論などで発言されたデータを分析することが欠かせない。学習過程を問題にした場合には,単に語の出現頻度や共起頻度といった情報だけではなく,それらの時系列情報を活かして分析を行うことが必要になってくる。加えて,これらの分析結果を効果的に聴衆に示すと共に,分析を効率的に進め,研究者自身の発想を支援するためには,分析の過程や結果を効果的に視覚化することが重要である。そこで今回の講義では,時系列情報を活用した視覚的テキスト・データマイニングの手法として(1)トピック遷移分析,(2)重要発話語(者)の検出,(3)教室内での発話間引用ネットワーク分析,(4)教室間の発話間引用ネットワーク分析,という4つの手法を紹介し,それに基づいて受講者と共に議論する。