“Cafe de Plato”の構想2

今日は、カフェ・ド・プラトンの構想第2弾です。前回は↓これ。
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 前回ちょこっと書きましたが、カフェ・ド・プラトンのメインコンセプトは、誰でもフツーに使える議論支援マシン*1を備えた、願わくばオシャレなカフェです。付け加えておかないといけないのは、このカフェ、別に議論したいことがなくても大丈夫です。「ちょっと、考えてごとをしたいな」「来週の旅行の計画立てようよ」「ちょっと、奥さん、聞いてよ」「家で仕事してると気がめいるから、ちょっと場所を変えて仕事しようかな」というときに、とても心強い存在でありたいのです、このカフェは。

議論支援システムの仕様
 それで今日ちょこっとメモしておきたいことは、議論支援システムの仕様のことです。以前までは、最新の人工知能のアイデアを持ち込めればよいなあと思っていましたが、その必要もないかなと思いはじめています。プログラムとしては、超簡単で、プログラマーが1時間くらいでつくれてしまうようなものでも十分役立つのではないかと思います。むしろ、かわいいアイコンを作ったり、どうやって使い方をカフェで教えていくのかということの方に時間をかけた方がよいでしょう。
 たとえば、3人で話し合いをするとします。3人には、それぞれ自分用のキーボードが用意されます。小さなディスプレイも邪魔にならないように備え付けられています。3人は普通に話し合っているのですが、「お、B君、いいこと言ってるな」と思ったら、その発言内容に含まれるキーワードを自分のキーボードで入力します。たとえば、B君が
「カフェを作るんだったら、やっぱ立地も考えないとねえ。なんか大名とかにつくっちゃうと、若い人しか入れないみたいなカフェになるかも。ていうか、やっぱりさ、カフェにしても、クラブにしても、大事なのは、おっさんが一人で来ても、おねえさんが一人で来ても、浮かないってことだって思うんだよね」
などと発言したとします。そして、C君は「なるほど、一人で来ても浮かないことが大事。確かにな」と思ったら、C君は「一人でもOK」とキーボードに入力します。またA君は、同じ話を聞いているのですが、立地が大事というのが印象に残ったので「立地」と入力します。こういうことを話している間にやっていくと、データベースには、(1)だれが、(2)いつ、(3)誰の、(4)どこにピンときたかというデータがたまっていきます。このデータを、リアルタイム、あるいは話し合い終了後に、図示化すると、うまくいくと何か議論の助けになるかもしれません。このあたりは、実際に実験をしてみて、システムを構築することになります。ですが、一番大事なのは、こういうプログラムくらいだったら、JAVAを使ったネットワークプログラミングで対応できそうだというところです。
 やっぱりJAVAのお勉強を始めないとね。これを自分に言い聞かせるために、今日の日記を書いたわけです。あしからず。

*1:現実の問題としては、いまのところコンピュータが大嫌いな人には使うのが難しいものになってしまわざるを得ないでしょうね。しかし、この問題も技術の進歩とチープ化によってそのうち解決することでしょう