アメリカ教育研究学会

 ちょっと前に,研究室の後輩と一緒に出した学会論文が採択されました。AERAっていう,朝日新聞社の雑誌みたいな名前の学会ですが,教育研究系では,世界一でかい学会です。教育心理学系の研究も結構発表されます。
http://www.aera.net/annualmeeting/?id=694

 何を発表するかっていうと,小学校の国語の授業を観察して得られた発話データをテキスト・マイニングして,先生や子どものどの発話が,授業の面白い展開に貢献したかを探りだすっていう研究です。

 
 なかなか教室のやりとりを分析するっていうのは,いくらでも分析の視点がある分,あいまいな分析になりがちだし,自分の考えの枠を飛び出てあらたな分析の視点を得ることが難しいんですね。それを少しでも克服するための研究手法の提案って感じです。

 あんまり教育研究とか心理学系の研究では,テキスト・マイニングを使ったものって,アメリカでもヨーロッパでもまだまだあんまり見ないんですよね。それで,興味を持ってくれるかどうか不安だったんですけど,3人の審査員のうち,2人はかなり食いついてくれてて,うち一人は「是非いろいろもっと知りたい」って感じでした。あちらにいって,良い人間関係ができると良いなと思います。ただ,別にこちらはテキスト・マイニングは素人なんで,専門的な知見を期待されてたら,ちょっと困りますね。どういう風に興味を持たれているのか,はたまた興味津々です。

 明日は,福岡で開催のファシリテーションセミナーに行ってきます。どんなのか想像つきませんけど,何事も経験だろうと思って参加してきます。
http://www.faj.or.jp/forum/kyusyu/kyusyu_forum.htm#program