今学期の講義の反省(2):コメント001〜010

  この記事は連続ものです。最初の記事はこちらを参照ください。 id:etedu:20051230

昨日から,今学期の講義の反省ということなんですが,今日から毎日10ずつぐらい授業へのコメント・リクエストを貼り付けていって,それにまたコメントできるようにしたいと思います。もちろん僕が考えたことについても書いていきます。
授業に出た方も,そうでない方も,どうぞ書き込んでいってください。

コメント001

今までの講義ではブログについての内容がとてもおもしろかったです。ただ難しい話も多くて眠くなっちゃうので、みんなの書いているブログをもっと紹介してほしいと思います。

確かに授業では,みんなが書いているブログを紹介する時間が少なかったですね。こういうコメントをたくさん頂きました。ブログの内容をどうやって授業に盛り込んでいって,ブログの内容と授業の内容を相互に影響させながら展開するのがこれからの課題です。

コメント002

 講義中にその場で答えたりというのは苦手なので、この場を借りて意見しようと思います。前回のTV+blogを有効活用できるような案はないか?という話についてTV放送はそれだけで面白いメディアだと思います。ただし、一過性モノという欠点があり、印象に残らなかったら忘れてしまう=おもしろくない、と。blogがその欠点を補完するするような存在であれば有効ではないでしょうか。例えば、blogで登場人物の設定や舞台背景、脚本担当者の意図、さらにサイドストーリーなどを細かく活字メディアにして公開すれば、相互補完でTVの世界にがもっと面白くなると考えます。可能ならストリーム再生とかで再放送を実現するとか。ストリーム放送による再放送はガンダムSEEDなどで実現していますしTV局にはがんばってもらいたいものです。webコンテンツであればblogである必要はないような気もする。
 授業に関して不満はないですが説明が多いと眠くなるかもしれませんコミュニケーションの講義だからどんどん当てて講義に参加してもらうと眠らなくなるのではないでしょうか。一般的な話より例外を分析するほうが面白いと思います性格と対人アプローチの相関とか受講生一人ひとり違う結果になる、等

授業中言えなかったことを改めて書いてくれて,なるほどなと思いました。最後のコメントは特に面白そうですね:「一般的な話より例外を分析するほうが面白い」。確かにそうですよね。

コメント003

授業の内容はいろいろ知らないことを教えてもらえるので楽しいのですが、授業中に寝ている人などが多くて、授業の進行がスムーズでないことがときどきあるので今度からは、生徒に発言を求めて、明確な回答をしない場合はその人をすぐに飛ばして、次の生徒に答えさせるといいと思います。

すぐに次に人に当てるというのは,僕としては微妙ですね。昨日書いた通りですが。どっちが本当にいいのかよく分かりませんが,今のところ。

コメント004

ブログや,前々回の授業なんかで出た論証スキーマなど、知識を広めたり就職活動のやくにたちそうな事が聞けるのでいいと思う。論証スキーマなどは特に文をかいたりするのにも役に立ちそうなものなのにその時初めて聞いたので、どうして、こういうのを学校で教えてもらえないのだろうと思った。また参加型して自分で考える授業なのに生徒の緊張感が足らない気がするので、もっと生徒に当てていっては、と思った。ブログでは、もう始めている人もいる就活について話し合ったり、わからないことを教えあったりというのなら盛り上がるのでは。あるいは今の学校の制度についてなど。

就職活動のほうがテーマとしていいかもしれませんね。恋愛ネタよりも。クリスマスの自虐的な書き込みは全然無かったですしね,実際。あ,あと,論証スキーマは思いの外,面白かったっていう方が多かったのが良い意味で驚きでした。

コメント005

正直な話。最初のシラバスからの内容からあまり面白くなさそうな講義だと思っておりましたが受けてみてその考えは一変しました。先生の授業は面白いと思います。私達が日頃扱っているインターネット等を使っていろんな事を教えて貰えるので凄く参考になります。先生が結構なパソコンの使い手である事も分かったりして毎回楽しいです。論証スキーマなどは知らなかったのでこれから活かせるのではないかと思いました。また、知らない事ばかりを教えて貰えるので知識の幅が広がる事も面白い事の一つです。リクエストといえばこれからもインターネット等にまつわる話をして頂ければ幸いです。具体例を出せと言われると出ないんですけど今後4回とも以前扱った物と違うのでも構わないですし同じでも構わないです。インターネットの賢い使い方みたいな感じの講義とかも聞ければ面白いけどちょっとコミュニケーション論とは違ってくるような気がしますけど。ブログを皆で議論させるためには今日の私のブログに書いた通り、強制ではないけど週1でブログ書いている人はトラバを、ブログ書いていない人はコメントを送らせる様にする事とかどうだろうと思います。

おっしゃるとおり,面白い授業をするのと,授業として成立させるのでは微妙に違うので,そのあたりは難しいところですね。トラバは強制すると,それはそれで違う弊害が出てきそうなので,自由にしたほうがいいと今のところは思っています。アイデア,ありがとうございます。

コメント006

コミュニケーション論の講義は自分達のなにげない日常生活が、色々な角度から見ることによって幅広くわかることが多いのでとてもためになる。自分にとって、ためになることが多いので、今後の授業に対するリクエストは特にありません。

ありがたいっす。なんかあったら,是非メールででもどうぞ。

コメント007

授業で、ブログとマスメディアの関係をやったときは、とても面白かったです。また、今までは、なんとなく知っていただけのブログに興味を持てたのでよかったです。 今後は、できれば、インターネットでの映像配信についての特徴や問題点について詳しく知りたいなと思っています。

インターネットでの映像配信はまだ始まったばかりで,面白いネタがありません・・・あ,思い出した。ロイターのニューズ動画のアフィリエイトのβ版が始まっているそうです。授業で紹介します。H-yamaguchi.netさんのブログで紹介されているので,リンクをはっておきます。
http://www.h-yamaguchi.net/2005/12/reuters_d95d.html#more

コメント008

私は情報通信工学科の学生なので、受けている講義のほとんどは通信技術に関するものです。だから、自分の日常生活に直接関係のあるこの講義は、結構楽しくて、割と充実していると思います。また、以前はブログなど見ようと思わなかったけど、この講義をきっかけに見ることになり、そして結構面白いものだということを知ることができました。この講義を受けて本当によかったと思います。富田先生ありがとうございます。

今回やって思いましたが,技術をどうやって使いこなすかっていう授業はどっちかっていうと,文系ですよね。そういう授業の可能性を今後も探って参りますよ。

コメント009

■授業の感想私ははじめ、ブログについては名前と内容が一致しないような半端な、知識ともいえない認識しか持っていませんでした。最初の講義でブログの説明を受けて「あああれがブログというのか…」と、教材提示スクリーンに目を釘付けにしながら普段からあまり見慣れてはいないけれど、なんとなくは頭に入っていたそれを初めてブログとして知りました。ブログは以前から少しだけれども読んだりしていたので、先生の説明の内容には入っていきやすかったのを覚えています。また、新しく知識として知って、前とは少し違った見方をするようにもなりました。「議論をする」ということについて講義で教わりました。他人を納得させたり、認めさせたりするのは大変なことだとわかってはいましたが、こんなにもたくさんの要素を用意しなければいけなかったということにかなり驚きました。自分の主張を訴えるには、それをより確固たりしめるために、裏づけ、保証、反証例、限定…と多くの材料を使って地を固めなければいけない。それが整って初めて議論は議論で在りえるのだということに気づかされました。

■リクエストブログとはちょっと違った感じで「掲示板」についての論議がいいと思います。ひとつのことについてみんなが意見を書き込むこの場では、まさに議論がいつも行われています。

ホントは,ディベートとかしようと思ったら,トゥールミンの議論スキーマはちょっと大まかすぎるんですよね。でも,頭で覚えるんじゃなくて,やりながら覚えるときっと大丈夫でしょう。僕の2006年の目標は,ディベートを専門的に教えられるようになることです。

コメント010

ブログを始めとした先端技術に触れるだけでなく、今後の情報伝達のありかたについて意外な切り口で考察できた事はプラスになったと言える。授業で採り上げてほしい議題については特に思い浮かぶものは無いが、強いて挙げれば最新の、もしくは今後予想されるコミュニケーション技術についての講義を希望する。

残りは,ネットワーク理論やそれに関連した技術とかに焦点を当てていきます。

では,2006年に続きます。あと1時間ですね,2005年も。良いお年を。