新しい研究会のブログをつくりました

 教育学と教育心理学,この2つは互いに連携とることで初めてまともな教育研究が成り立つと思うのですが,これまでこの2つはなかなか行き来がありませんでした。そこで,ディシプリン間で対話し,研究を発展させるための研究会を大学内で立ち上げました。学問領域や先生か学生かなどの違いを越えて,リベラルな研究の土壌作りに寄与できればと思っています。
 で,そのためのブログがこれ↓です。どうぞよろしく。
http://cafedemanabi.blog73.fc2.com/

突然ですが,「学びのカフェ(仮称)」という研究会をはじめます。話題提供の内容など,詳しいことはまた後日お知らせします。では,ご案内します。

 教育という営みについての研究分野には,教育方法学,教育経営学,教育行政学教育心理学,臨床心理学などがあります。教育という複雑で多様な実践的営みを理解し,改善に役立つような研究を行うためには,このように多くの研究領域(ディシプリン)からの知見を総合することが必要だと思われます。しかし,それぞれのディシプリンごとに莫大な知識の集積があるためか,なかなか他の研究領域の知見を身に付けることが難しいだけでなく,研究者間の対話さえもなかなか行われていないのが現実ではないでしょうか。 そこで私たちは,普段からよりよい教育環境の実現を目的とした多様な研究者(もちろん大学院生も既に研究者だと考えています)が,時にざっくばらんにおしゃべりし,時に真剣に対話する場となるようなインフォーマルな研究会を企画しました。研究会は,毎回,1名から数名の話題提供者を招き,それについてディスカッションするという形で行われます。参加資格は,学びや教育についての研究や実践を行っている方すべてにあります。教育学や心理学以外の研究領域以外の方も,歓迎致します。
 記念すべき第1回のご案内は,以下の通りです。
* 日時:2006年7月 26日(水) 午後7時〜9時
* 会場: 九州大学 箱崎文系キャンパス 教育学系会議室
* 話題提供者:松尾剛(人間環境学府行動システム専攻・博士後期課程2年)
* 主催:富田英司・山田裕司・増田健太郎
 研究会の後には,大学の近くで簡単な懇親会を予定しております。どうぞこちらもご参加ください。