殿堂入り(かも):曖昧なニラ玉

 長年,僕はニラ玉をうまく作れなかった。たまに一番だしを自分で作ったときなどには,「今度こそ」という感じで挑戦するのだけれども,的を得たニラ玉にならなかった。

 だが,しかしついに今日,自分流のニラ玉がそれなりに完成しました。ここにレシピを書いておきます。おそらくここ以外のどこに書いても忘れてしまうので。

  • 材料(1〜4人分)

 ニラ一束,卵1〜2個,みりん,しょうゆ,ショウガ,豆板醤,植物油,鰹節

  • つくりかた 
    1. ニラを切ります。5〜10センチの長さに切りそろえます。根っこに近い白い部分は細かい小口切りにします(以前,ためしてガッテンでそうするのが栄養的にベストというのを知りました)。
    2. ショウガの皮をむいて,スライスします。量は好みに応じて。
    3. 卵をかき混ぜ,そこにみりんと醤油を入れる。みりんと醤油の量はそれぞれ卵の量の5〜10%くらい。
    4. フライパンを温め,油を引いて,弱火にし,ショウガを投入。
    5. 10〜20秒後,ニラを投入。しばらくしてニラがしなしなになったら,豆板醤を小さじ2分の1さじ程度を入れる。量は好みに応じて調節。鰹節を適当に入れる。箸でまぜあわせる。火を中火にする。
    6. ニラを投入後,40秒ぐらいしたら,卵をそこに投入。全部が固まる前にさらに盛りつける。

 量とかは曖昧ですが,本来そんなもんです。料理番組とか細かく書いてますが,ナンセンスですな。だって,卵の大きさだって,卵によって全然違う訳だし。だいたい何人分なんていうのは人によって違うしね。・・・ていう,料理番組があってもいいなと思います。

 世の中が整備されてくると,何でもきっちりかっちりしてないと先に進めないって考える人が増えそうな気がします。そんな世の中へのささやかな反抗。そんなニラ玉なんです。